エアバスA380型機「FLYING HONU」にて ヒアラブル端末導入

 全日本空輸株式会社(ANA)は、5月24日よりホノルル線に就航する世界最大の総二階建て旅客機エアバスA380型機「FLYING HONU」の機内にて、株式会社BONXの開発したヒアラブル端末「BONX Grip」を、株式会社リコーより導入し、同製品を機内で使用するためのWi-Fi環境を富士通株式会社が構築した。

Photos by ALL NIPPON AIRWAYS CO.,LTD.

エアバスA380型機「FLYING HONU」は二階建てで世界最大の旅客機であり、1便あたりにこれまでよりも多くの客室乗務員が必要となることから、機内という限られた空間の中での客室乗務員同士のコミュニケーションは、従来は機内の数カ所に据え付けられたインターフォンでのコミュニケーションが主だった。今回、リコーがビジネス向け展開を進めている同製品を導入し、富士通がWi-Fiアンテナなどのネットワーク機器を用いてWi-Fi環境を構築することで、機内のどこにいても場所を限定せず、複数の客室乗務員同士のコミュニケーションが可能となる。

今後はエアバスA380型機だけでなくANAの運航する他の機材への導入や、客室乗務員だけでなく地上でお客様をサポートする空港係員などへの導入も検討するという。

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