JAL、機内安全ビデオをリニューアル

国際線・国内線で9月1日から

JALグループは、「安全・安心の再構築」に向けた取り組みの一環として、機内安全ビデオをリニューアルし、2019年9月1日より国内線・国際線で上映する。

■着席時のシーン
「荷物を正しい場所に収納しないと、飛散した荷物でケガをする恐れがあること」、「常時シートベルトを着用しないと、突然揺れた際に身体が浮き上がりケガをする恐れがあること」を、想定される人やモノの動きを映像化することで発生するリスクを具体的に表現。

■緊急脱出時の機内のシーン
近年の世界の航空事故では、緊急脱出時に手荷物を持ちだすことにより脱出の妨げとなる事例が報告されていることから、荷物を持って行動すると、通路が塞がれて大勢の乗客が脱出口に進むことができなくなる様子や荷物やハイヒールによって、脱出用スライドが破損して利用できなくなる恐れがあることを描き、その行動が他の乗客の命をも脅かすことを表現している。

■緊急脱出時の機外シーン
スライド滑走のシーンでは、乗客が実際に体験される目線での表現を取り入れている。滑走時のスライドの高さやスピード感に加えて、滑走後のケガを防ぐため、バランスを保ってスピードをおさえることができる正しい姿勢をとるためのポイントとして、着地点を見ながら滑ることが描かれている。
また、乗客の迅速な脱出とケガを防ぐためにスライド下での援助をお願いしているが、具体的な援助の方法についても、横だけでなく正面からの映像も加えてわかりやすく表現されている。

10月からは、安全に関するルールとマナーをまとめたビデオもリニューアルし、搭乗中の機内や個人画面で上映される予定となっている。

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