次世代旅客機「Flying-V」
2019年6月3日、KLMオランダ航空とデルフト工科大学は次世代型の長距離旅客機「 Flying-V」の開発の協力協定に調印した。
A350よりも低燃費
「Flying-V」は、エアバスA350と同数の座席数（314席）と貨物積載量（160㎥）で、機体は短くなるが同じサイズの翼幅を持つという。そのため既存の空港施設で運用可能で、新たなインフラ構築が不要となる。
機体はA350に比べより小型で空気抵抗が少なく、客室、貨物室、および燃料タンクが統合しており、エンジンは機体上部にマウントされている。その機体形状からA350に比べ燃費は20%程向上するとしている。エンジンはターボファンだが、将来的には電気とのハイブリッドも視野に入れている。
2019年10月には、 アムスタルダムのスキポール空港で開催されるKLMオランダ航空の創業100周年記念イベントでスケールモデルが展示される予定だ。
KLM and TU Delft join forces to make aviation more sustainable
https://news.klm.com/klm-and-tu-delft-join-forces-to-make-aviation-more-sustainable/